《管理人 ザキ》
新企画「書籍2024総決算」をお届け!2024年に購入した小説等を、その合計金額と共に振り返っていきます!
《OL 瑞穂》
実際に読み終えた小説についてや、面白かった小説TOP5についてもお届けしますよ
《着物少女 このは》
とんでもない金額になっていそうで怖いが・・・さっそく見て行こうか
《管理人 ザキ》
まずは読了した小説から。「読書メーター」に記録を付けておいたのでわかりやすいね
《OL 瑞穂》
2024年で読了した小説(絵本も含む)は・・・合計で118冊!月平均で約9.8冊読んでる計算になりますね!
《着物少女 このは》
去年は数冊しか読んでなかったのに、めちゃくちゃ読んでるやんけ・・・!
《管理人 ザキ》
まぁ、これでも供給量に全然間に合わないんだけどね
《OL 瑞穂》
う、うん・・・
《管理人 ザキ》
お次は、個人的に面白かった小説TOP5をご紹介。発売年に縛られず、今年僕が読んだものの中からチョイスしていきます
《OL 瑞穂》
何十年も前に刊行された小説も入って来る可能性があるってことですね
《着物少女 このは》
なるほどな。それでは5位から見て行こう
第5位:センセイの鞄(川上弘美/文春文庫)

【あらすじ】
あわあわと、そして色濃く流れゆく大人の愛の日々高校の先生と飲み屋で十数年ぶりに再会したツキコさん。七十代のセンセイとの淡き恋を描く。谷崎潤一郎賞受賞作品。
《管理人 ザキ》
第5位は川上弘美さんの「センセイの鞄」。これまで純文学や恋愛小説はほぼ読んだこと無かったけど、この切なくて暖かい世界観がかなり気に入りました
《OL 瑞穂》
主人公は30代後半の女性ってところが、またザキさんのツボに入ったようです
《着物少女 このは》
年の差のある恋愛モノ・・・ってことで、色々とギャーギャー言う意見もあるみたいじゃが、そんなのはまぁ放っておけばよい
《管理人 ザキ》
僕はこの物語を楽しめる側で良かった・・・ていうか、僕が感情移入しているのは主人公のツキコさんの方だしね
《OL 瑞穂》
そっち!?
《着物少女 このは》
なんでやねん・・・
第4位:マウス(村田沙耶香/講談社文庫)

【あらすじ】
私は内気な女子です――無言でそう訴えながら新しい教室へ入っていく。早く同じような風貌の「大人しい」友だちを見つけなくては。小学五年の律(りつ)は目立たないことで居場所を守ってきた。しかしクラス替えで一緒になったのは友人もいず協調性もない「浮いた」存在の塚本瀬里奈。彼女が臆病な律を変えていく。
《管理人 ザキ》
村田沙耶香さんの作品は今年5~6冊読んでどれも面白かったんだけど、ランキングが村田沙耶香だらけになっちゃうから、「マウス」1冊だけに絞りました
《OL 瑞穂》
村田沙耶香作品としては珍しく、世界も狂っていないし、主人公も狂っていない作品ですよね
《管理人 ザキ》
もちろんそういうのも大好きなんだけど、この「マウス」はまた違った良さがあったんだよねぇ。女性2人の友情モノっていうか
《着物少女 このは》
いわゆる、百合的な要素が存在しない「シスターフッド」モノじゃな。そういうのも良いよなぁ

【あらすじ】
どうしようもなく、暗い未来。もう2度と帰らない『その人』。俺は、『あの日』を迎えずに済むのだろうか。『1人でいなくなったり、するな』これが、彼の願い。『冷たい校舎の時は止まる』を超える、学園ミステリー。
《管理人 ザキ》
第3位は辻村深月さんの「名前探しの放課後」。辻村作品は「傲慢と善良」もめっちゃ面白かったんだけど・・・こっちは群を抜いてすごかった。伏線回収とどんでん返しがすごすぎる・・・
《OL 瑞穂》
「ぼくのメジャースプーン」を事前に読んでおくことによって、より面白さが増す仕掛けもすごかったですねぇ
《着物少女 このは》
とにかく面白かったなぁ・・・ラストの怒涛の展開。すべてがギュンッとつながっていくのが心地よかった・・・
《管理人 ザキ》
文庫本でも上下巻で長めだけど、未読の方はぜひ事前に「ぼくのメジャースプーン」を読んでから、こちらも読了してください!
《OL 瑞穂》
「ぼくのメジャースプーン」もまたボリューム厚めですけどね
《着物少女 このは》
「冷たい校舎の時は止まる」や「凍りのくじら」とも繋がりがあるらしいから、そっちもいずれ読破したいのう
第2位:ペーパー・リリイ(佐原ひかり/河出書房新社)

【あらすじ】
野中杏、17歳、詐欺師のこども。被害者キヨエと、幻の百合を探す旅に出る。『ブラザーズ・ブラジャー』の新鋭が贈る爆走青春小説!
《管理人 ザキ》
第2位は「ペーパー・リリイ」。いやほんとさぁ・・・最高(語彙力消失)
《OL 瑞穂》
30代女性がメインで活躍、女性2人によるシスターフッドモノ、そして場面が色々と展開していくロードノベル・・・ってことで、ザキさんが好きな要素が詰め込まれた作品だったようですね
《着物少女 このは》
佐原ひかりさんは新人作家ながら、かなり色々な作品を出しておるな。しかも面白いし
《管理人 ザキ》
処女作の「ブラザーズ・ブラジャー」の文庫版がようやくこの前出たばかりで、今はまだハードカバーばっかりだけど、どれもかなり面白いのでぜひ読んで欲しいね

【あらすじ】
成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。
《管理人 ザキ》
第1位は、「六人の嘘つきな大学生」!第1部のヒリヒリ感からの、第2部で全てが救われていくカンジ・・・あの伏線回収は、ネタバレ無しで読むことができて、本当に幸福だった・・・
《OL 瑞穂》
大学生が主人公だし、あらすじはなんかギスギスしてそうで読むの辛そうだなぁ・・・からの!・・・ですよね!
《着物少女 このは》
ほんと、良い意味で騙されたわい・・・
《管理人 ザキ》
しかもこの作品、今年映画化されて、さらに話題になったんだよね。浅倉先生は「伏線の狙撃手」と呼ばれているほど伏線回収がめちゃくちゃ上手い作家なので、ぜひ他作品も読んで欲しいよ
《OL 瑞穂》
作家さんには異名が付いてることありますよね
《着物少女 このは》
「クレイジー沙耶香」とかな・・・
《管理人 ザキ》
以上が、今年僕が読んだ小説の中で、特に面白かった小説TOP5でした
●面白かった小説シリーズ・5選
《管理人 ザキ》
続いては番外編として、面白かった小説シリーズ・5選について紹介するよ
《OL 瑞穂》
続刊が何年かに掛けて刊行されていく小説ってのも良いですよね

【1作目のあらすじ】
嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった……はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ! 奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス!
《管理人 ザキ》
まずは伊坂幸太郎さんの「陽気なギャング」シリーズ!1作目~3作目を一気読みしてしまいました
《OL 瑞穂》
ポップなカンジで読書慣れしていない方でも読みやすいですし、綺麗な伏線回収も魅力的ですよね
《着物少女 このは》
3作目が「ノン・ノベル」で発売されたのは9年も前・・・さすがに続編は諦めた方がええよな・・・
《管理人 ザキ》
わかんないよ。2作目から3作目の間も10年空いてるわけだし、なんか伊坂先生ならやってくれそうな気も・・・
《OL 瑞穂》
あまり期待せずに待っておきましょ
その2:和菓子のアンシリーズ(坂木司/光文社文庫)

【1作目のあらすじ】
デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めた梅本杏子(通称アンちゃん)は、ちょっぴり(?)太めの十八歳。プロフェッショナルだけど個性的すぎる店長や同僚に囲まれる日々の中、歴史と遊び心に満ちた和菓子の奥深い魅力に目覚めていく。謎めいたお客さんたちの言動に秘められた意外な真相とは? 読めば思わず和菓子屋さんに走りたくなる、美味しいお仕事ミステリー!
《管理人 ザキ》
2つ目は、坂木司さんの「和菓子のアン」シリーズ!現在4作目まで発売されているけど・・・5作目までまた数年かかるってことを考えて、あえて4作目は途中で読むの止めてます
《OL 瑞穂》
そんな、RPGを終わらせたくないからラスボスを倒さない、みたいなことを・・・
《着物少女 このは》
いわゆる「誰も死なないミステリー」ってのは平和でええよな。めっちゃ良い子な主人公アンちゃんが頑張るお仕事小説としてもかなり楽しい作品じゃ
《管理人 ザキ》
坂木先生の作品って、「短劇」や「何が困るかって」みたいな、かなりブラックな作品も書いているから、「和菓子のアン」シリーズから入ったせいで他の作品でビックリしちゃったなぁ・・・
《OL 瑞穂》
ショートショートながらとんでもない胸糞ストーリーも含まれてますからねぇ・・・
《着物少女 このは》
辻村深月先生と一緒で、色々な作品で共通の人物が出てきたりするクロスオーバー感も魅力よな、坂木作品は
その3:イクサガミシリーズ(今村翔吾/講談社文庫)

【1作目のあらすじ】
デスゲーム×明治時代――大興奮の侍バトルロワイヤル開幕!
明治11年。深夜の京都、天龍寺。「武技ニ優レタル者」に「金十万円ヲ得ル機会」を与えるとの怪文書によって、腕に覚えがある292人が集められた。
告げられたのは、〈こどく〉という名の「遊び」の開始と、七つの奇妙な掟。点数を集めながら、東海道を辿って東京を目指せという。各自に配られた木札は、1枚につき1点を意味する。点数を稼ぐ手段は、ただ一つ――。
「奪い合うのです! その手段は問いません!」
剣客・嵯峨愁二郎は、命懸けの戦いに巻き込まれた12歳の少女・双葉を守りながら道を進むも、強敵たちが立ちはだかる――。
《管理人 ザキ》
面白すぎて3巻まで一気に読了!いやぁ・・・面白すぎるんだよ!今村翔吾さんの「イクサガミ」シリーズ!
《OL 瑞穂》
先日お届けした記事でも面白さを語っていましたよね。明治時代を舞台にしたデスゲームモノって異色ながら面白いんですよね
《管理人 ザキ》
次から次へと巻き起こる命のやり取りがほんと手に汗握るわぁ・・・各キャラのバックボーンもしっかりと描かれてるから、お気に入りのキャラがやられたら辛いんだよなぁ・・・
《着物少女 このは》
Netflix独占で、岡田准一主演で実写ドラマ化されるから、ぜひ観たいところじゃな
《管理人 ザキ》
正直シリーズ作品としては、今年読んだ中でコレが一番面白かったかも・・・。最終巻「神」が2025年発売予定だけど、待ち遠しすぎる・・・
《OL 瑞穂》
まぁ、1年以内に発売される予定ですから、大人しく待ってましょう
《着物少女 このは》
ハードカバーも無く、いきなり文庫本からサクサクと発売されていくのは嬉しいことよな

【1作目のあらすじ】
天久鷹央。天医会総合病院、統括診断部の部長を務める彼女は、明晰な頭脳と圧倒的な知識で、あらゆる疾患を看破する。そんな天才医師の元には各科で「診療困難」となった患者が集まり……。原因不明の意識障害。河童を目撃した少年。人魂に怯える看護師。その「謎」に秘められた「病」とは?現役医師が描く本格医療ミステリー、ここに開幕!
《管理人 ザキ》
4つ目は「天久鷹央の推理カルテ」シリーズ!かつて、福山市が誇る文学賞「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」でデビューされた知念実希人さんによる作品だよ!
《OL 瑞穂》
ラノベと普通の小説の中間、いわゆるライト文芸作品なので、小説慣れしていない人でもサクサクと読めるし、医療ミステリ―としてのレベルも高いんですよねぇ
《着物少女 このは》
知念先生が現役のお医者さんじゃから、医師ならではの医療知識満載で面白いよな
《管理人 ザキ》
ちなみに1月1日からアニメもスタートするらしいです。僕はアニメが苦手なので見ませんけども・・・
《OL 瑞穂》
ザキさんってほんとアニメ見ませんよね・・・今年は「サイバーパンク」と「フリーレン」しか観てませんよね
《管理人 ザキ》
いや、ネトフリで「AKIRA」も見たよ?
《着物少女 このは》
それ80年代のアニメ映画やんけ・・・今更見たんか・・・
その5:碓氷唯香シリーズ(石持浅海/祥伝社文庫)

【1作目のあらすじ】
大学時代、軽音楽部に所属していた酒好きの6人が作った有志「アル中分科会」。集まる度に酒の話ばかりしていたため、他の軽音楽部員から「アル中分科会」などと名付けられたが、実際は臓器提供意思表示カードを持っているという共通点から親しくなった。
仲間の1人の発案で、卒業以来初めて同窓会を開くことになった。伏見亮輔は、その会場で仲の良かった後輩・新山和宏を殺害する計画を立て、それを実行する。彼はある理由から遺体発見を遅らせるために、ごく自然な理由を並べ立て、扉を開けさせまいとする。だが、碓氷優佳だけが部屋の様子を不審に思い、鋭利な推理で伏見を徐々に追い詰めていく。
《管理人 ザキ》
最後は、石持浅海さんの「碓氷唯香」シリーズ!犯人視点で物語が進む、いわゆる「倒叙ミステリー」なんだけど、探偵役の女性・碓氷唯香ちゃんがめちゃくちゃ切れ者で魅力的なんだよね
《OL 瑞穂》
そこまで正義の人ではないので、人によっては好きじゃないかもしれませんが、ハマる人はハマる探偵役ですよね
《管理人 ザキ》
僕はめっちゃ好き。だいたい、探偵役が正義感バリバリじゃなきゃいけないなんて決まってないし。面倒だから人が死ぬのを見過ごそうとすることもあって良いんじゃない?
《着物少女 このは》
まぁ、その方がリアリティあるよな・・・
《管理人 ザキ》
「碓氷唯香」シリーズは現在6作品発売されているけど、2作目以降はぜんっぜん古本屋で見つけられなかったので、全部新品で買いました。本屋にすら売っていなくて通販で買ったけど
《OL 瑞穂》
6作目を「ノン・ノベル」版で購入して読破した後、文庫版も買ってましたねぇ・・・よっぽどドハマリしたんだな・・・
《着物少女 このは》
マイナーな作品ほど見つけるのが大変じゃが、その分思い入れも強くなるよな
《管理人 ザキ》
さて・・・最後はいよいよ、2024年に購入した小説の合計金額を発表します・・・!
《OL 瑞穂》
・・・ちなみにその画像はなんです?
《管理人 ザキ》
Googleスプレッドシートに記録している小説購入一覧のほんの一部だね
《着物少女 このは》
レトロゲームと同様、小説もしっかりと記録しているわけか・・・マメなこって
《管理人 ザキ》
ただ、残念ながらレトロゲームと違って、何月何日に購入したかまでは記録できていないんだけどね
《OL 瑞穂》
それじゃあ、月ごとの合計を見ていくカタチではなく、いきなり合計冊数と金額をバーンッ!と発表することになりますね
《着物少女 このは》
い、いきなり・・・?心の準備が・・・
《管理人 ザキ》
まずはエッセイ、その他書籍、文芸誌の冊数と合計金額から!
エッセイ:34冊(9,261円)
その他書籍:26冊(31,335円)
文芸誌:33冊(13,789円)
《OL 瑞穂》
ひ、ひぇ・・・
《着物少女 このは》
うわわわ・・・
《管理人 ザキ》
最後に、小説の合計購入冊数と、合計金額の発表だあああ!!
小説:1,305冊(415,648円)
総合計冊数:1,398冊
《管理人 ザキ》
総合計冊数1,398冊、総合計金額469,933円!!!!!
《OL 瑞穂》
きゃあああああああああああ!?
《着物少女 このは》
アホかああああああああああ!?
《管理人 ザキ》
えっと・・・さ、さすがに買いすぎかな・・・?
《OL 瑞穂》
買いすぎです!小説だけで1,000冊余裕で超えてるじゃないですか!?
《着物少女 このは》
あたまおかしいんとちゃうか!?
《管理人 ザキ》
この1年で読み終わった本は118冊だから・・・全体の8.44%しか読めてないことになりますねぇ・・・
《OL 瑞穂》
このままの読書ペースなら、今年買った本の残りだけでも、あと10年以上はかかる計算になりますよ!?
《着物少女 このは》
バカじゃ・・・バカがおる・・・